施設の中の働き方改革

 

 はじめまして!サテライト主任指導員、養護リーダー、そして前回登場した土屋が育児休暇に入っている間、自立支援コーディネーターのお手伝いも少しさせてもらっている『れんげのマルチローラー』こと出村真慈です。

 

 「サテライトって何?」と思われた方も多いと思うので、ご説明します。実は、都内でも市区町村によっては児童養護施設が無いところがあります。本来はどの地域にも児童養護施設があって、それぞれの地域で子どものケアができることが理想です。そこで、少し離れたところにある児童養護施設が、こうした地域にグループホーム(分園)を開設するのがサテライト事業なのです。

 

 れんげ学園では、一昨年からお隣の武蔵村山市でサテライト事業のグループホームを展開しており、ショートステイの事業もスタートしました。もう一軒あるグループホームも先月武蔵村山市へ引っ越しを済ませ、新しい地域での生活を始めております。

 

 

2月に完成したばかりのグループホーム

 私はケアワーカーを8年勤め、今の立場になってから4年が経とうとしています。心理教育学科の出身の為、入職当初は福祉の知識は全くない状態でした。そんな中、諸先輩方に優しく(時には厳しく・・・)様々な事を教えて頂き、実際に経験し、この仕事を続けて来る事ができました。

 

 最近は子ども達の生活に直接的に関わる仕事は減りましたが、その分、現場の職員がどうしたら働きやすくなるのかを考え、それ実行に移し、フィードバックを受けて改善していくというサイクルを続けています。会議のあり方を見直したり、書類の書式を変えてみたりと提案をし続け、現状に合った形を見つけていく事が今の学園には必要だと思っています。時にはやり過ぎてしまい「合理的過ぎ」「効率化を図り過ぎ」との注意を受ける事もありますが、業務過多の職員の働き方を少しでも改善できればと試行錯誤を繰り返しています。このホームページの企画も行なっており、ホームページを通じてれんげ学園を知ってもらい、風通しの良い施設作りの一助になればと思っています。


 

 これまで「れんげのおはなし」では様々な専門職を紹介してきましたが、次回が最後になります。最後を締めくくるのは、いつでも的を射たアドバイスがもらえる心理職・高木理恵先生の登場となります。この業界で長く心理職としてのキャリアがあるので、きっと面白い話が聞けると思います!お楽しみに!!