「家庭支援専門相談員」とは?

 

「家庭支援専門相談員」は、一般の方には聞きなれない言葉かもしれません。職場では“ファミリーソーシャルワーカー”とも言われたり、英単語の頭文字を取って“FSW”と言われたりもしています。FSWは、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持っている方、もしくは児童養護施設で5年以上の経験を持っている方は資格があるとみなされます。ちなみに私は後者です。


 子ども達は、地域から児童相談所を経由して入所してきます。FSWは児相と連絡を取り、家庭復帰を目標とするのか、施設からの自立退所を目標とするのか、ケースの目標を確認して行きます。ここ最近では養育家庭(里親さん)に繋げていく事を目標とする事も増えてきています。

 

 FSWは上記の目標に沿って、家庭(保護者)とやり取りを重ねていきます。始めは電話でのやり取りがメインです。時には家庭の状況を聞かせて頂いたり、時には相談に応じたり。多くの保護者や関係機関に電話を掛ける事になるので、内容を忘れないようにメモもどんどん増えていきます。子どもと家族との交流が進むと、保護者と直接顔を合わせたり、家庭訪問に行ったりする事もあります。

 

 FSWは対外的な業務が多いのですが、時には子どもと顔を合わせて話しを聞いたり、ケアワーカーと打ち合わせする事も沢山あります。子どもと一緒にご飯を食べたり、夏の宿泊行事を共にしたりすることもあります。子どもとの関わりはいつも新鮮な発見があって楽しいですね。

 

 

 FSWの業務は責任重大ではありますが、その分、施設の中で醍醐味がある役割とも言えます。

 

 みなさん!私と一緒にぜひれんげ学園で働きましょう! 連絡をお待ちしています!

 

さて、このリレー式コラム、次回はれんげ学園の「頼れるお父さん!」歩くホームセンター的存在の飯田主任の登場です!お楽しみに!