施設の子どもと里親を繋ぐ、里親支援専門相談員

 

初めまして。れんげ学園で里親支援専門相談員を担当しております、仲田亜矢です。

 

皆さんは養育家庭(里親)をご存じでしょうか?

 

養育家庭とは、様々な理由で親と一緒に暮らすことができない子どもたちを、一般の方がご家庭で養育する制度です。より家庭に近い環境で子どもを養育することがねらいなので、養子縁組を目的とはしません。

 

施設での生活が長くなる事が予想される子どもや、施設ではなく一般家庭での生活を希望する子どもに対して、里親支援専門相談員が中心となって里親さんに委託を進めます。

 

 

 

養育家庭で暮らすことが難しい子どもには、フレンドホーム制度があります。フレンドホームとは、家族との面会や帰宅などがなく、家庭経験が乏しい子に週末や長期の休みを利用して家庭生活を体験させて頂く、東京都の制度です。将来、子どもたちが大人になった時に家庭生活の一つのモデルを持つことができるよう、地域の皆様にお手伝いをお願いしています。

 

里親支援専門相談員の役割は、子どもと養育家庭やフレンドホーム、地域の皆さんをお繋ぎし、子どもが不安や戸惑いなくスムーズに養育家庭で新しい生活をスタートすることができるようサポートすることです。また、養育家庭さんに委託した後も、子どもが安心して過ごせるようにお手伝いさせて頂きます。

 

 

日本は諸外国と比較して里親への委託率はとても低いです。

養育家庭やフレンドホームに関心がある方は、ぜひ里親支援専門相談員にご連絡をお願いいたします。    

次回は、二児の母として現在子育てに奮闘している自立支援コーディネーター、土屋章子が登場いたします。

お楽しみに!